最近は、子供と公園に行ってばかりです。
せっかく公園に行くなら子供との思い出、
今しかない子どもの表情をしっかり残しつつ、
どうせなら綺麗な写真が撮れたらいいなぁと思いながら、
毎回カメラを持ち出しています。
前回は、クリエイティブルックの
「FL3」を使った作例を載せましたが、
ふと「そもそもα7Vのスタンダード(ST)って、どんな風に写るんだろう?」
と疑問に思いました。
そこで今回は、
設定をすべて初期状態(ST)にして撮ってきた写真を載せつつ、
じっくり見ていきたいと思っています!
メインはFE 70-200mm F2.8 GM OSS IIのレンズを使っていますが、
お気に入りの単焦点のFE 55mm F1.8 ZAも使用しています。
↓前回の「α7V FL3 作例はこちら」記事はこちら

結論:STは“基準色”として信頼できるクリエイティブルック
今回改めて感じたのは、
STは「盛らない」クリエイティブルックということです。
・彩度は控えめ
・階調は素直
・AWBはかなり優秀
・レンズの描写をそのまま出す
派手さはありません。
しかしその代わりに、色のクセがなく、極めてニュートラル。
緑は過剰に鮮やかになっていませんし、
芝の色も目で見たままで写真に残ってくれます。

そして今回特に感じたのが、
AWBの安定感。
日陰のシーンでも不自然な青被りが出にくく、
「寒色に寄りすぎない、でも暖色にも振りすぎない」絶妙なバランス。

だからこそSTは、
撮影時の“基準色”として非常に信頼できる設定だと感じました。
編集前提でも、JPEG運用でも、まずはここから。
STは「正確で素直」な写りです。
今回の撮影機材:α7Vと「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」
今回は、以前から持っている
ソニーの最高傑作レンズ
「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」を使って写真を撮ってみました。
このレンズは写りはめちゃくちゃ良いのですが、
子供と一緒にお出かけをするには、さすがに焦点距離が遠すぎます。
全体を撮ろうと思うと子供から離れる必要があるので、
動き回るようになった1歳児相手だと最近はあまり出番がありませんでした。
子供が歩き出す前は、
妻と子どもの写真を、このレンズでよく撮っていたので、
描写が最高なのは知っています。

α7V +FE 70-200mm F2.8 GM OSS II
自作プリセットを当てて色味調整しています。
「だからこそ使いたい!!」
(普段持ち出すのであれば、パートナー(妻)が一緒にいてくれる方が安心なんですよね。)

自作プリセットで色味調整済みです。
そう思い、今回どうしてもこのレンズの圧倒的な写りとAFの速さが気になりすぎて、
「広い公園なら、多少子供と距離が取れるかなぁ」と思い切って持ち出してみました。
最新機種のα7Vと、
ソニー純正の最高峰レンズの組み合わせが
「素の状態」でどう写るのか。
今回はクリエイティブルックを
「ST(スタンダード)」にして撮っていますので、
ぜひ見てみてください。
【作例】設定は全部初期!
クリエイティブルック「ST」のJPEG撮って出し
ここで、公園での子供との写真を載せたいと思います。
ちなみに、ここの公園は
前回の「FL3」の記事で紹介したのと同じ場所になります。
地元でも有名な、広くて綺麗な公園なので我が家もお気に入りです。
この公園めちゃくちゃどんぐりが落っこちています。
子どもに「どんぐり拾いにいこっ?」ていうと。
「いくっ!」って即答です笑。
ナナニッパのボケ感と冬の光


望遠レンズならではの圧倒的な画質と圧縮効果で、
その場の空気感をそのまま残すような写真が撮れました。
やっぱり抜け感が最高で、
ピント面はバチバチに綺麗に解像しています。
そして、そこからふんわりと溶けていくような柔らかいボケ感が、
本当に最高の写真を残してくれます。


初期設定の「ST」だからこそ、
レンズそのものの素性の良さや、
冬の柔らかい光がごまかしなく伝わってくる気がします。

特に色味に関しては一切調整していません。
今回の写真は完全なJPEG撮って出しです。
「AIによるオートホワイトバランス(AWB)」
さらに今回、α7Vの進化を肌で感じたのが
「AIによるオートホワイトバランス(AWB)」です。
個人的な感覚になりますが、
以前使っていたα7IIIの頃は、冬の公園の日陰で撮ると、
どうしても写真全体が寒色寄り(青っぽく)に
なってしまうことがよくありました。

でもα7Vでファインダーを覗いていると、
AIが状況をしっかり判断して、
自然な色味になっているんです。
そこでシャッターを切ると、
まるで「今、自分の目で見ているそのままの景色」のような、
見た目に忠実な色合いを残してくれます。
この賢いホワイトバランスのおかげもあって、
「ST」のJPEG撮って出しでもここまで綺麗に、
その場の空気感ごと仕上がるんだなと実感しました。
💡メモ:進化した「AIオートホワイトバランス(AWB)」
これまでのカメラ: 日陰や緑の多い公園で撮ると、
写真全体が不自然に「青白く」なったり「緑被り」しがちでした。
α7VのAI AWB:AIが「人物の肌」や「シーン」を正確に認識!
難しい設定をしなくても、シャッターを切るだけで
「目で見たままの自然な肌色」を一瞬で叩き出してくれます。
特に人物撮影時の肌色安定性は、α7III世代とは別物です。
クリエイティブルック「ST」はどんな色になる?FLとの違いも比較
今回改めて感じたのは、
クリエイティブルック「ST(スタンダード)」は
レンズの描写を最も素直に出す設定だということです。
使用機種は Sony α7 V。
実際に撮ってみて感じたSTの特徴を整理してみます。
パパカメラマン目線の「ST」レビュー

■ 彩度(色の鮮やかさ)
派手さはないですが、
「今、目で見ている景色」がそのまま写る、とても自然な色合いです。
■ コントラスト(明暗のバランス)
日陰でも息子の服や背景が黒く潰れず、
ふんわり感を残しつつもピシッと引き締まります。
■ 子供の肌色
変に赤みや黄色みが出ず、
「息子のいつもの肌」がそのまま写ります。
ほんのり温かみがあって、親としては大満足な色です。
■ 公園の「緑」の出方
スマホのような「バキバキの緑」にならず自然。
冬のちょっと枯れた芝生の感じも、目で見たままに残せます。
STとFLの方向性の違い
| 項目 | ST | FL |
| 彩度 | 控えめ | やや高め |
| 雰囲気 | ナチュラル | エモ寄り |
| 肌色 | 忠実 | やや柔らかい |
| 光の印象 | 再現重視 | 演出寄り |
「作品感」を出したいなら[FL3」
「その日の記録を正確に残したい」なら「ST」
そう考えると、STは「基準」として
非常に優秀なクリエイティブルックだと感じました。

毎回LightroomでRAW現像、疲れていませんか?
α7Vを手にして、
「もっと自分好みの色を出したい!」
「最高の一枚に仕上げたい!」
と思われている方も多いのではないでしょうか?
実は私もその一人で、
以前はすべての写真をしっかりRAWで撮って、
パソコンに向かいLightroomでこだわって現像していました。
でも……子供と公園遊びのたびに、
たくさんの写真をPCに取り込んで一つ一つ現像するのって、
正直めちゃくちゃ大変じゃないですか?笑
ただでさえ育児や家事で時間がないのに、
そこから現像作業をする気力なんて残っていない日も多々あります。
行き着いた自分のスタイル
そこで行き着いた今のスタイルが、
「RAW+JPEG」の両方で保存しておく設定です。
(当たり前かもしれませんが…)
普段の家族の記録や日常の写真は、
今回紹介したようなα7Vが出してくれる
綺麗なJPEG(STや、お気に入りのFL3)を
そのまま思い出として残しています。
そして、その中で
「これは最高に良く撮れた!」というお気に入りの写真
「本当に数枚」だけを、
時間がある時にLightroomでRAW現像することにしました。
このやり方なら、
日々の思い出は手軽に・スピーディーに振り返りつつ、
いざという時の作品作りも妥協せずに済みます。
だからこそ、
「カメラ任せのJPEGがどれだけ綺麗に写るか」が、
自分にとってはすごく重要です。
α7Vの撮って出しが綺麗すぎるからこそ、
こだわりの強すぎる自分でも納得できるようになりました。
ちなみにRAW現像、1回の公園でどれくらい時間がかかる?
(おそらく自分のように全部現像する方はおられないとは思いますが…)
少し現実的な話をします。
例えば、公園で100枚撮ったとします。
そのうち50枚をRAW現像すると仮定。
自分で作ったLightroomのプリセットを当てるだけだとしても、
1枚あたり約1分 × 50枚 = 50分
約1時間です。
「たった1時間」と思うかもしれませんが、
- 写真を取り込む
- セレクトする
- 微調整する
- 書き出す
まで含めると、実際はもう少しかかります。
これが週2回の公園遊びなら、
月に約8時間。
育児中にこの時間を確保するのは、やっぱり簡単ではありません。
だからこそ今の自分は、
日常記録 → JPEG撮って出し
ベストショット → 自作プリセットでRAW現像
という運用に落ち着きました。
そして重要なのは、
「JPEGの完成度が高いこと」
だからこそ「今日はJPEGで十分」と思える日が増えました。
この時短と画質のバランスが取れている点こそ、
大きな強みだと感じています。
おまけ:GMレンズの描写を知ってしまったからこそ……
今回、「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」を使って、
その描写の素晴らしさ、
特にピント面のシャープさと
圧倒的な「解像感」に改めて感動してしまいました。
こうやってGM2の極上の写りを知ってしまうと、
どうしても気になってしまうのが、
普段子供を撮るのに一番使いやすい標準域の「FE 24-70mm F2.8 GM II」です。
もちろん、焦点距離としては
今愛用している「FE 24-105mm F4 G OSS」と完全に被っています。
24-105mmも本当に便利で優秀なレンズなんですが…
やっぱり撮った写真を
後から拡大して見たときの画質のキレや立体感は、
GM2には到底及ばないんですよね。
この「24-70mm GM2への思い」と
レンズ沼の葛藤については、
長くなってしまいそうなので…笑
また近いうちに別の記事でじっくり書きたいと思います!
欲しい!欲しすぎる!!笑
もし24-70mm GM2を買うとしたら、
今の24-105mm F4を下取りに出すといくらになるのか…
カメラ買取サイトでシミュレーションをして葛藤しています.笑
まとめ:素の描写力を知った上で、やっぱり私の推奨は「FL3」!
今回、改めてクリエイティブルック「ST」の
JPEG撮って出しを試してみて、
α7VとGMレンズが持つ
「素の描写力の高さ」には本当に驚かされました。
現像する時間がなくても、
カメラ任せでここまで高画質な写真が残せるのは大きいです。
ただ、「じゃあこれからは全部STで撮るか?」と聞かれると、
個人的なオススメは
やっぱり前回の記事で紹介した「FL3」です!

STは質感を忠実に残すには最高ですが、
日常の家族写真を少しエモく、
思い出のワンシーンのように仕上げてくれる「FL3」の絶妙な色合いが、
今の自分は一番好きです。

「ST」でカメラとレンズの基本性能の凄さを実感した上で、
自分好みのクリエイティブルック(私の場合はFL3)を見つけて
JPEGで手軽に残していく。

これが、忙しいパパ・ママカメラマンにとって
一番ストレスのない、
最高のやり方じゃないかなと思っています!
長くなりましたが、読んでいただきありがとうございました!

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