初心者でもできる?鮎の友釣り入門|独特な「引き」と「香り」の魅力をやさしく解説

目次

はじめに:鮎釣りへの招待状

鮎(あゆ)の友釣り。
他の釣りとは少し違う、ちょっと変わった釣りです。

鮎釣りって難しそう
上級者がやる釣りでしょ?

そんなイメージを持っている人も多いと思います。

実際、釣りの中では難易度が高いと言われることもあり、
気になってはいるけど、「なかなか手を出せない。
そんな方も少なくないはずです。

それでも、鮎釣りには
どうしてもやりたくなる魅力」があります。

掛かった瞬間の強烈な引き
自分で釣った鮎だけの特別な香り
川のせせらぎを感じながら過ごす時間

正直、あれを一度味わってしまうと、忘れられません

「鮎釣りは、人生を狂わせる」
「一度やったら戻れない」
なんて言われてたりします。笑

この記事では、

鮎釣りに興味はあるけど、よく分からない
初心者でもできるのか知りたい

そんな人に向けて、
鮎釣り(友釣り)の基本と魅力を、
できるだけ分かりやすくまとめました。

この記事を書いている人

川が身近にある環境で育ち、
子どもの頃から夏になると、
親について自然と川へ足が向かうような暮らしをしていました。

私にとって鮎釣りは、
気づけば当たり前のように身近にあった存在です。

夏は暑くて苦手ですが、鮎釣りだけは別
鮎釣りがしたくて、夏が待ち遠しくなるタイプです。

就職を機に地元を離れましたが、
車を持つようになってからは、休みのたびに川へ。

親戚のおじさんから譲ってもらった竿を使いながら、少しずつ覚えてきました。

独身時代は、週末2日とも川に立つことも珍しくありませんでした。

今は子どもも生まれ、
シーズン中に月1回行ければいい方ですが、
いつか子どもと一緒に鮎釣りができたらいいな、とこっそり思っています。

鮎釣り(友釣り)とは?初心者向けにやさしく解説

鮎釣りと聞くと、
難しそう
ベテランの釣り
というイメージが強いのではないでしょうか?

鮎釣りの中でも一般的なのが
友釣り(ともづり)」と呼ばれる釣り方です

エサで釣るのではなく、
生きた鮎」をオトリにし、
体当たりしてくる野生の鮎を引っ掛けて釣る独特なスタイルです。

なぜ「オトリ」で釣れるのか?

には強い縄張り意識があり、
自分の縄張りに入ってきた他の鮎を追い払おうとします。

その習性を利用して、
オトリ鮎に体当たりしてきた野鮎を掛けていくのが友釣りです。

エサやルアーを使わない
「食わせて釣る」のではなく「掛けて釣る」

この点が他の釣りとは決定的に違います。
「投げれば釣れる」という釣りではありません。

川の流れを見たり、
鮎がいそうな場所(石の色や川の流れ)を考えたりしながら、
1匹ずつ釣っていくゲーム性の高い釣りです。

初心者でも鮎釣りはできる?難易度の話

上級者向けで難しそう
いきなりやるのは無理じゃない?

正直に言います。
 鮎釣りは「簡単な釣り」ではありません
 ただし、「初心者だから絶対にできない釣り」でもありません。

実際、私は他の釣りをやっていた先輩(鮎釣り未経験)
を連れて行ったことがありますが、
最初は戸惑いながらも、最後にはしっかりと鮎を掛けていました

最初につまずく理由

友釣りが難しいと言われる理由は主に3つです。

生きた鮎(オトリ)を使う:弱らせない扱いが必要
仕掛けが独特:非常に長い竿と繊細な糸を使う
ポイント選び:川を見る目が必要

特に最初は、
オトリがすぐ弱ってしまう
何が正解かわからない」と戸惑うことが多いです。

ただ、これらは誰もが最初に通る壁です。
どんなプロでも、最初から爆釣できた人はいません。

  • 経験者に教わる
  • 釣りやすい川(放流量が多い川)を選ぶ
  • 最初は釣果より“オトリの操作”に慣れる

こうしたポイントを押さえれば、
難易度はグッと下がります。

本気で向き合えば、初心者でも十分に楽しめる釣りです。

鮎釣りの最大の魅力とは?|引きと香りにハマる理由

なぜ、そこまでして鮎を釣るのか。

その答えはシンプルに2つ。
引きの強さ」と「独特の香りです。

想像を超える「強烈な引き」

まず驚くのが、掛かった瞬間の衝撃です。

鮎自体は決して大きな魚ではありません(大きくても25〜30cm)

しかし、流れの中で掛かる鮎は想像以上に力強く、
竿を通して「ガツンッ!!」「ギュギューン
と手元に伝わる感触は、
一度味わうと病みつきになります。

特に、流れの芯で「背掛かり」した時の引きは別格。

自分の体が持っていかれそうになるほどのパワーがあり、
「川と魚の力を正面から受け止める」感覚を味わえます。

リールを使わず、竿の弾力と伸ばせない糸でやり取りするスリルも、
鮎釣りならではの醍醐味です。

スイカのような「爽やかな香り」

もうひとつの魅力が、鮎の香りです。

釣り上げた鮎を手に取ると、
きゅうりやスイカのような、爽やかな香りがふわっと広がります。

自分はこの匂いを嗅ぐと、「夏が来たなぁ〜」と実感します。

「香魚(こうぎょ)」とも書かれる通り、
きれいな川で育った鮎は生臭さが全くありません。

手に香りが残っても嫌な感じがしないどころか、「いい匂いだな」と感じるほど。

この香りで季節を感じ、
川のせせらぎを聞きながら竿を握る時間は、何にも代えがたい贅沢です。

鮎釣りはいつできる?シーズンとベストな時期

鮎釣りは一年中できるわけではありません。

限られた期間だけ楽しめる、夏限定の釣りです。

  • 6月上旬〜中旬:解禁 (早い地域では5月下旬も)
  • 7〜8月:最盛期(夏本番) 鮎が成長し、引きが強くなってくるベストシーズン!
  • 9月〜10月:終盤 数は望めなくなるが、サイズアップしたり、「落ち鮎」と呼ばれ、子持ちの鮎などを狙う時期。

※お盆を過ぎると「コロガシ」など別の釣り方が解禁される川も多いので、
友釣りで数を望むなら梅雨明け〜お盆までがおすすめです。

一方でサイズの大きさや引きの強さを味わうのであれば、お盆以降がおすすめです。

鮎釣りに必要な道具は?初心者向け一覧

「鮎釣り=道具が高い」というイメージがあるかもしれません。
確かに高価な道具も多いですが、
最初から最高級品を揃える必要はありません。

最初から竿だけで40万とか無理ですからね…笑

まずは必要最低限の道具を揃えれば大丈夫です。

道具についての持ち物チェックリスト公開しました。
良かったら、お買い物にお役立てください。

必須アイテム

  • 鮎竿(延べ竿):長さは7〜9m程度が一般的。
  • タモ(鮎ダモ):掛かった鮎をキャッチする網。
  • 友船(ともふね):釣った鮎とオトリを生かしておく容器。
  • 囮缶(オトリかん):釣り場までオトリ鮎を運ぶタンク。
  • 仕掛け一式:ハリ、ハナカン、水中糸など。
  • 鮎タビ:苔のついた石でも滑らない専用の靴。
  • 鮎ベルト:タモや友船を腰に装着するためのベルト。

あると便利なもの

  • 鮎タイツ:川の水温や岩から体を守る。
  • 鮎ベスト:仕掛け類を収納する。
  • 偏光サングラス:水中の石や鮎が見やすくなる。
  • フローティングベスト:万が一の時に、命を守る道具
               「初心者だからこそ」最初から着けてほしい装備です。

道具についての詳細は、
また後日、別の記事で詳しく解説します。

必ず知っておきたい鮎釣りのルールとマナー

鮎釣りは、どこの川でも自由にできるわけではありません。
「漁業権」と「ローカルルール」が存在します。

遊漁券(入川券)の購入

多くの河川では、
川を管理・放流している漁協に対して
「遊漁券」を購入する必要があります。

  • 日釣り券(1日限定)
  • 年券(シーズン中ずっと使える) 釣りを始める前に、
       近くのオトリ屋(釣具屋)さんやコンビニで必ず購入しましょう。

期間と場所のルール

  • 解禁期間:決められた期間以外は釣り禁止です。
  • 友釣り専用区友釣り以外の漁法(コロガシなど)が禁止されているエリアがあります。
  • 禁漁区:そもそも、釣りが禁止のエリアがあります。

「知らなかった」では済まされないので、
行く川の漁協ホームページなどで必ず確認しましょう。

マナーと安全

天気予報を確実に確認し、上流部の雲行をよく見ること。
自分がいる場所は降っていなくても、
上流部の、夕立やゲリラ豪雨などで、いきなり川が増水するリスクもあります。
こまめに天気予報や雨雲レーダーを必ず確認してください。

無理をして流れの強い場所に入らないこと。
そして、先行者がいたら十分な距離を取ること
(竿が長いので、思っている以上に距離が必要です)

お互いが気持ちよく釣りをするためのマナーです。

初心者がつまずきやすい「3つの壁」

始めたばかりの頃は、
思ったより難しい…」「向いてないかも
と感じるかもしれません。

でも安心してください。
つまずくポイントはみんな一緒です。

① 全然掛からない

友釣りは、仕掛けを入れればすぐ釣れる釣りではありません。
今日はボウズ(0匹)だった」なんてことは、普通にあります
焦らなくて大丈夫です。

② オトリがすぐ弱る

流れが強すぎる場所に入れたり、
糸を張りすぎたりすると、
オトリ鮎はすぐにバテてしまいます。

「オトリを休ませてあげる」
「優しく泳がせる」感覚は、
やっていくうちに必ず掴めます。

これも生きた鮎を扱う鮎釣りの醍醐味かもしれません。

③ 周りと比べてしまう

隣の人が釣れていると焦りますよね。
でも、鮎釣りは経験の差がはっきり出る釣りです。

比べるべきは他人ではなく自分
「前回よりオトリを元気に泳がせられた」
これだけで十分です。

鮎釣りデビューへの最短ルート

いきなり一人で行くのはハードルが高いです。まずはこの3ステップがおすすめ。

YouTubeで動画を見る:「友釣り 初心者」で検索して、まずはイメージを掴む。

近くの釣具屋へ行く:店員さんに「今年始めてみたいんです」と話しかけてみる。

体験会に参加する
多くの漁協やメーカーが夏に「初心者鮎釣り教室(道具レンタル付き)」を開催しています。
まずは手ぶらで参加するのが一番の近道です。

これから鮎釣りを始めたい人へ

ここまで読んで、
やっぱり難しそうだな」と感じた人も、
それでもやってみたい」と思った人もいるでしょう。

どちらも正解です。
鮎釣りは、誰でも簡単に釣れる釣りではありません。

それでも、続けている人が多いのには理由があります。

 あの強烈な引き。川のせせらぎ。鮎の香り。

 そのどれもが、他の釣りでは決して味わえないからです。

最初から上手くやろうとしなくて大丈夫。
もし1匹でも掛かったら、きっとこう思うはずです。

「また釣りたい!!」

その1匹との出会いが、鮎釣りにハマるきっかけになります。

この記事が、鮎釣りの世界への「最初の一歩」になれば嬉しいです。

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